はじめに

さくら屋石けんの石けんは、ひとつずつ丁寧に仕込まれて4週間以上の長い時間をかけて作られています。
すべての石けんはコールドプロセス製法という、原材料が40度程度の温度で作られて、
オイルの変質も起こりにくく製造過程にできる保湿成分のグリセリンも石けんの中に閉じ込められます。
さくら屋石けんは、大きな工場で造られているわけではありません。
ひとつひとつ丁寧に手作りで仕込まれている石けんです。
ですから、ひとつひとつの形が微妙に違っていたり、重さが均一でなかったりします。
そういったことも手作りの持ち味ととらえて楽しんでいただければ幸いです。

石けんの種別について

さくら屋石けんの石けんは、「生活雑貨」としての扱いとなりますので、
個人の責任においてご使用くださいますようお願いいたします。
肌に使用したことでのトラブルに関して一切責任を負いかねますのでご了承ください。

オイルについて

石せんに使用しているオイルは、すべて食用、コスメグレードの上質なものを使用しています。

水について

水道水のように不純物が含まれていると石けんを作るときに不純物と水酸化ナトリウムが反応して、
石けんの質が悪くなってしまいます。
また、ミネラルウォーターも含有されているマグネシウム、鉄分などの物質があるため石けんづくりには適しません。 当工房では、石けんをつくるのに不要な物質を排した理想的な水として逆浸透膜水を使用しています。

香料について

無香料のタイプには、オイル、水酸化ナトリウム、水のみで香料を添加していないため香りはありません。
微香性のタイプのうちハーブをオイルに浸け込んで成分を抽出させるインフューズドオイルを使用しているものは、ハーブの香りがほんのり残ります。 また、天然のエッセンシャルオイルを使用している石けんもあります。鼻を近づけてかすかに香る程度の香りになっています。 特性上、熟成期間が長くなると徐々に香りは薄れていきます。

鹸化率について

石けんを作る時にオイルの量から水酸化ナトリウムを調節します。
そこでわざと水酸化ナトリウムの量を少なくすることでオイルが鹸化されずに石けんの中に残ることでうるおい感を与えてくれます。
さくら屋石けんでは85%から95%の鹸化率で石けんを作成しています。

乾燥について

コールドプロセス製法では石けんを型出ししてから約4週間ほどゆっくり乾燥をします。
この間にもゆっくりゆっくり鹸化は進んでいきます。

熟成について

さくら屋石けんでは、通常の乾燥が終わってからさらに穏やかで上質な石けんになるようにさらに熟成させていきます。
石けんに残ったオイルが空気に触れて酸化してしまわないように脱気装置を使い、空気に触れない状態で長期熟成していきます。